寄り道処

山鹿温泉元湯 さくら湯やまがおんせんもとゆ さくらゆ

レジャー

市民温泉として愛されてきた山鹿の元湯が、
明治以来の往年の姿に再生された「さくら湯」。

明治3年から5年にかけて行われた大改修で
「市民温泉」として生まれ変わった殿さまの湯

今から約370年前の江戸時代に、肥後細川藩初代藩主細川忠利公は山鹿の温泉をたいへん気に入り、
寛永17年、山鹿にあった藩の御茶屋を新築したのが、
この御茶屋がさくら湯の歴史の始まりです。

さくら湯の浴槽

明治3年から5年にかけて行われた大改修で「市民温泉」として生まれ変わり、
明治31年に「道後温泉」の棟梁・坂本又八郎氏を招いて改修が行われた際、
北側に唐破風を備えた玄関が設けられました。

さらに、昭和4年の改修では南側にも唐破風の玄関を設け、
「十字クロス構造」と呼ばれるさくら湯の特徴が完成。

しかし、昭和33年の改修で、浴室は明治以来の雰囲気を喪失し、
同48年には再開発ビル(温泉プラザ山鹿)建設のために解体された。

その後、約40年が経過しビルの老朽化が進んだことをきっかけに、
市民に親しまれ、現在も記憶に残る往年のさくら湯を再生したいとの想いに応えて、
山鹿市はさくら湯再生事業に取り組み、平成23年7月着工。
平成24年10月に「さくら湯」がいよいよ完成しました。

なお、今回の再生では、外観は昭和48年の解体前、内観は昭和33年改修前の姿に再生されています。
こうして明治初期の大改修以降、市民温泉として愛されてきた山鹿の元湯が、
明治以来の往年の姿に再生されたのです。

唐破風のある南北の玄関や十字にクロスした独特の屋根の形、貴賓客が使用した「龍の湯」など、
江戸期の建築様式を可能な限りに再現した「さくら湯」。
ぬるめの微温浴でゆっくりリラックスできる。

店舗名:
山鹿市山鹿1番地1
営業時間:
6:00~24:00
定休日:
毎月第3水曜日(祝日の場合は翌平日)
電話:
0968-43-3326
場所:
山鹿市山鹿1番地1
駐車場:
有/2時間無料
カードの使用:
不可
喫煙:
不可

http://sakurayu.yamaga.info/

やまがへのアクセス - おいしい山鹿へ -

熊本県の北側に位置しており、地図で見ると福岡からそう遠く感じない